非認知能力と対人関係

カテゴリー/ ブログ,児童発達支援,食べ物について |投稿者/ FP鍼灸師 俣野
2025年01月18日

日本では10歳から39歳までの死因のトップがなんと自殺となっています。かなり悲しいことです。(´;ω;`)

先進国7か国の中で死因の1位が自殺なのは日本のみ。なんでだろうか?ニュースで子供が亡くなったことを聴くと胸が苦しい。

18歳から22歳の若年層で自殺念慮を持ったことがあるのは30%、自殺未遂の経験は11%であると答えています。

なぜ、自殺念慮を持つに至るのか?理由は学校問題のいじめが約半分、学業不振、不登校、人間関係不和など。いじめや不登校のある子の60%以上が自殺を本気で考えたことがある。自分がされて嫌な事はしたらダメだ。

追い詰められた子が頼りたいのは誰か?両親、祖父母、学校の友人、恋人、スクールカウンセラー、学校の先生、公的機関の相談窓口となっています。追い詰められたときに救いを求めるのは両親、祖父母もしくはスクールカウンセラーの役割が非常に重要になってくる。子供たちの様子の変化に気付けるように普段のコミュニケーションが大事です。

若者の自殺を防ぐために私たちができることはコミュケーション力を高め、いじめや人間関係不和になりにくくなるようにすること。学校での人間関係を円滑になることで未来を明るくする。まずは我々、保護者や相談者が適切な支援方法を熟知することで何かあった時に相談しやすいようにすることです。

ノーベル賞を受賞したシカゴ大学のヘックマン教授の調査の結果では人間の総合の能力は認知能力(学力、IQ,記憶力)と非認知能力(社交性、自制心、協調性、やり抜く力、思いやり、信頼、自尊心、勤勉性)と分けられる。認知能力が高いことがその後、幸せな人生を歩むということには因果関係がなかった。非認知能力が高いと判断された子は幸せな人生を送っていることがわかった。非認知能力があり、特にコミュニケーション能力が高い子は経済的にも成功しやすく、強いては学力まで高まった。

コミュニケーション力を高めれば、子供同士でいじめたり、いじめられたりが減少、先生や両親との関係性もよくなる。関係性がよくなれば何事にも積極的になり、周りからも適切なフォローを受けることができる。結果的に勉強ができるようになる。いい流れになってくる。いい気の流れになっていく。

現代はコンピューターやロボット、AI技術が急激に高まっています。そうなると今まで学校や学習塾が求めていた認知能力はコンピューターがライバルとなります。AIと計算問題や歴史問題の勝負をして勝てますか?現代では認知能力=コンピューターやロボットの役割となりつつある。今後20年後に総雇用者の約47%の仕事が自動化されるとオックスフォード大学のオズボーン博士が発表している。

コンピューターやロボットが万能ではない、現時点でコンピューターやロボットに非認知能力はない。

つまり非認知能力=人間が担う能力=人間力となります。これからの時代を生き抜くために非認知能力を伸ばすことが重要だと言う事です。

子供たちを立て直すにはやっぱり食事が大切になります。必要な栄養素をしっかり食べる。添加物からできるだけ離れる。しっかりした身体を作るには食事以外にサプリや漢方も必要になるかもしれません。漢方飲める子、飲めない子がいます。おいしくないって飲まない子もいます。でもその子にあったものは不思議としっかり飲めるようになります。一緒に自分の身体にあったものを探しましょう。

親として私たちができる事は食事を準備する事と寄り添う事ぐらいしかできない。子供たちが自分で歩いていけるようになるまで適度に距離をおいて遠くから見守っていきましょう。

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