カテゴリー:東洋医学の考え

立冬の頃の養生

カテゴリー/ ブログ,東洋医学の考え,食べ物について |投稿者/ FP鍼灸師 俣野
2023年11月10日

『立冬』とは初めて冬の気配が感じられる日のことで、今年は11月8日でした。

その前の日曜日までとても天気が良く、汗ばむ陽気でしたね。目まぐるしく変わる気候に身体がついていけるか・・・。

寒くなり始めるこの時期に心掛けたいことは、睡眠をしっかりとること。

そして、起きたら、太陽の光を浴びましょう。太陽光を浴びることで体内でビタミンDが作られ、骨の生成やうつ病などに効果があります。

また、漢方では、気温が下がるにつれ、腎が弱ってくると言われます。

予防には、体を温めること。特に下半身や背中、三つの首(首・手首・足首)を冷やさないことが大切です。

一日の終わりに湯船につかって温まり、いつもより少しでもいいので早くお布団に入って体を休めましょう。

 

次に、立冬の頃に良い食材は、体を温める根菜類や風邪予防のための果物などです。(果物の食べすぎは身体を冷やすので注意)

また、魚や鶏肉などの良質なたんぱく質や、肌の潤いを保つゴマやクルミなどのナッツ類もいいですよ。

腎の働きを良くする「黒い食材」きくらげ、黒ゴマ、海藻類、うなぎ、なまこなども腎を養ってくれます。

冬の運動は無理なく、緩やかな運動、例えばヨガや太極拳、ストレッチなどがおすすめです。

腎の機能が弱ってしまっては、来年の春の体調の乱れにつながってしまうので、冬にしっかりエネルギーを貯蔵して、春からの季節を調子よく過ごせるように、心おだやかに過ごしましょう!

 

 
 
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