感覚統合療法

カテゴリー/ 児童発達支援 |投稿者/ FP鍼灸師 俣野
2023年10月20日

感覚統合療法はアメリカの作業療法士エアーズによって考案されたリハビリテーション技法のひとつです。

私たちには五感と言われる視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚があります。実は他にも痛覚、温度覚、振動覚など様々なものがあります。

発達障害児はこれらの感覚と脳の働きを統合させて感情をあらわしたり、行動したりすることに難しさを感じている場合があります。その偏っている感覚を正しく働かせる目的でこの感覚統合療法が用いられます。ようするに感覚統合とは脳に入ってくる情報をうまく整理してまとめることです。

この感覚統合がうまく行われていないとどのような問題がおこってくるか?

①落ち着きがなくなる。周りの刺激にすぐに反応してしまう。気が散って集中することができなくなる。

②感覚刺激に対して鈍くなる。自分で頭を叩いてつねったりして刺激を求める。怪我をしても気が付かない。

③触覚、視覚、聴覚が特に過敏になる。スキンシップを強く拒絶する。服の模様や町の景色がごちゃついて見える。特定の音に対して強く拒絶する。

④動作の協調性の問題(不器用)。手先を使った細かな作業が苦手。道具を使った運動が苦手

⑤言葉の遅れが発生する。初語がかなり遅い。思いを言葉に変えることが苦手

⑥自分の行動や感情をコントロールできなくなったり、対人関係でうまくいかなくなったり、そして最後には二次障害に繋がっていく。

感覚統合の傾向としては脳の発育とともに自然と改善がみられる場合も多いと言われます。思春期を迎えるころには気にならなくなる程度にまでおちついてきています。そのため焦らず対応を心がけましょう。

具体的な方法としては遊びを通じた刺激を与える事が主となります。例えば指で子供の背中に文字を書き、当てるゲーム。袋の中に手を入れて、何が入っているか当てるゲーム。平均台を渡るゲーム。ブランコ遊び、グラグラ橋を歩く。様々な素材の上を歩く。このように子供の日常的な遊びを通じて、感覚統合療法をしていきます。

どのような遊びでも3つの事を意識すれば、それは感覚統合療法として有効になります。それは「触覚」「バランス感覚」「運動感覚」です。日常的な遊びや運動の中にその要素は詰まっていることばかりです。難しく考えないで公園に行ったり、キャンプに行ったり、釣りに行ったり、白木峰にコスモス見に行ったり、外遊びをしっかりやれば自然と治療につながるんだと改めて思いました。

注意点は子供がストレスを感じているときは無理にやらせない事これだけです。今日から3つの事を意識してすぐに実践してみよう。

五感をフル活動して刺激をしていきましょう。動画みたりTVゲームするより外に出よう。

 

 

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