自己肯定感を高めるために6つの力を高める練習をやってみよう!

カテゴリー/ 児童発達支援 |投稿者/ FP鍼灸師 俣野
2023年10月31日

1挨拶力 コミュニケーションの基本は笑顔と挨拶

笑顔で挨拶ができないと、相手に対しての警戒心が解けない為、なかなか交流をすることが難しくなります。笑顔で挨拶することで私はあなたに敵意はないよというメッセージを伝えています。

①挨拶をセリフとしてまず記憶させる(おはよう、こんにちは、こんばんは、ありがとう、どういたしまして、どうぞ等)

②挨拶をするタイミングを決める(朝友達にあったら、ありがとうと言われたら、どうぞと言われたら等)

③作り笑顔でいいので笑顔で繰り返し練習(場面を想定して善い悪いの判断はせず繰り返す)

2聴傾力 話すことよりも大事な、話を聴く

話を聴くと言う事は円滑なコミュニケーションの為に非常に重要。話下手でも構わないんです。聴くことができれば理解力も増すため、ミスコミュニケーションが格段に減ります。その結果、友達間のトラブルが減るメリットがあります。

①話を聴くときのルールを一緒にまとめる(姿勢よく、相手をまっすぐ見る、勝手にしゃべらない、相槌を打つ等)

②親が話をして、子供がルールを守りながら話を聴く(お話が一段落したら、良かった点や修正点を伝える)

③何度も繰り返し練習する(小さな成功体験を積ませるイメージでやっていく。結果、少しずつ話を集中して聴ける時間がながくなってくる)

3制声力 声のボリュームを調整する

発達障害児は空気を読むことが難しい為、静かにしておくべき場面でも大きな声を出してしまったりすることがあります。大きい声を出したらだめと言ってもどの程度がいいかのかが理解できてません。

①ボリューム0からボリューム5までの大きさを一緒に声を出しながら決める。(0は無言。5は叫ぶような声。1~4を親子で調整しながら決定していく)

②親がシチュエーションを指定し、子供はどのボリュームで話すべきか答える(運動会の応援は?夜寝るときの声の大きさは?ひそひそ話の大きさは?等)

③子供の答えたボリュームが適切かどうか親子で話し合う(適切でない場合はこのくらいがよくないかな?と言いながら修正をしていく)

感情力 表情から感情を知る感情読み取りの力

人の気持ちを察するのが苦手な子はトラブルを防ぐためにもやってみよう。相手が本当に嫌がっているのに面白がってその行為を続けるとトラブルが起こり得ます。

①表情リストをイラストや写真で始めて、最後は人間に段階を用意する(嬉しい、悲しい、怒ってる、怖がってる、落ち込んでいる等)

②子供に○○の時はどんな表情になるかな?と言って表情を選択させる。(親に褒められたときは?先生に怒られたときは?100点取った時の表情は?)

③選択が正しいかどうか判断する(間違っていたら、この場面はこういう表情になる人が多いよと修正する)

④実際にその表情を子供と一緒にやってみる

5時機力 話を止める事と質問をうまくつかう

話を聴いてわからないことがあった時に、うまいタイミングで聴ける人とそうでない人がいます。わからないことを残したままだと結局何も頭に残らないことになります。円滑なコミュニケーションの為にはとても重要です。

①会話を止める方法を確認する(ちょっとまって、ごめんいいかな?と言った表現で会話を止める事を伝える)

②質問をするタイミングを確認する(相手の話が終わった時、先生が近くに来た時等)

③保護者が話役になって練習する

謝罪力 素直に謝る

いじめや不登校もそのきっかけは小さなケンカから始まることが多くあります。ちょっとしたすれ違いが発生したときに素直にごめんねと言えば済むことが多いものです。思っていても上手に言葉にできない為にトラブルを招いてしまう事が多々あります。

①リラックスする方法を模索する(気分を落ち着けのが先決。深呼吸や少し時間を置く、自分なりのおまじないを見つける)

②謝るときのポイントをまとめる(言い訳をしない、短く端的に終わらせる、相手の悪いところを言わない等)

③場面を想定して謝る練習をする(友達の物を壊したとき、約束をやぶった時、ヒドイことを言って泣かしてしまった時等)

<< 前の記事へ
」 
 次の記事へ >>
Top