子供を伸ばすキーワードは?

カテゴリー/ 児童発達支援 |投稿者/ FP鍼灸師 俣野
2023年11月06日

教えないこと。教えるよりも子供が興味ある事を自由に楽しむ環境を作ってあげる事が大切。

我が子の能力を1日でも早く伸ばしたい、我が子には幸せになってほしいと願う親御さんにとって教育はとても関心の高い分野です。そこに輪をかけるように、世間には○○式教育や○歳までの早期教育が子供の未来を決めるなど情報が飛び込んできて、迷ってしまいます。今、大人たちに求められるのはあふれる情報から自分の頭で考え判断し、取捨選択をすることです。世の中に出ている情報の多くはビジネスとして出回っています。このような劣悪な情報に振り回されないようにしたいものです。

私も一人目の子の時は○○式教育や早期教育に熱心にやってきました。年長さんの時には文字もかけるし、計算もできる。運動もできるし足も速い。楽器やピアノもできる。天才じゃないかと思ったこともありました。親バカになってしまうんです。勘違いしてしまうんです。二人目の子も同じように教育していた時に私は考えました。親が喜んでいるだけではないか。子供は詰め込めばなんでもできるようになる。教えれば教えるほど吸収できる。自分で考えて興味があるものではない。本当にやりたい事ではないのかもしれない。親の期待にこたえるだけで無理にさせてるのではないか。親が喜べば嬉しいからやっているだけではないかとおもいました。嫌がっていた2番目の子には早期教育は合わないのではないかと思い好きなことができる環境にしました。現在、一番上の子も普通の成績だし、足の速さも普通です。天才だったのに普通になってしまった(笑)

子育てには正解はない。子供が興味ある環境をつくってやれば勝手に育っていくんじゃないかと思っています。大人からしたら無駄な事をしているように感じても子供が集中して夢中にやっていることは、それはその子にとっては意味のある事なのです。子供なりに学びがあるから集中してやり続ける事ができるのです。そこで親が良かれと思って学びを遮断し自発的に学ぶ力を邪魔している可能性もあります。子供の意欲や学びの場を奪わないようにしていきたいですね。

子供を伸ばすためには子供から質問されてもすぐに答えを教えない。「どうしてだろうね、どうしてだと思う?」と返す。すると子供の脳はフル回転して考えを巡らせます。どんな答えでも「いい答えだね、よく考えられたね。」と受け入れる。まず承認です。せっかく考えたのにそれは違うよと茶化したらだめです。

もう一つは「どうしてそう思ったの?」と聞くことです。するとまた子供の脳はフル回転になります。答えをすぐに親が教えていたら考えることはなくなります。思考は止まり、学びが終わるだけではなく、それが絶対的な答えだと盲信してしまい、頑固な頭になってしまう可能性があります。私たち親もグーグル先生に頼ってしまってますので考えることが少なくなってきてますね。認知症も増えるわけですね。

子供が将来社会に出た時はには答えのない世界に飛び込むことになります。とくに人間関係に関しては答えがありません。どうしたら好かれるかという指標はありますが絶対的な答えではないです。将来生きていくために必要とされる自分の頭で考える力を鍛えていくためには『教えない(答えを言わない)』ことが重要ではないかと思います。

「どうしてだろうね、どうしてだと思う?」「どうしてそう思ったの?」今日から団らん中や食事の時にでも脳を刺激していきましょう。そして脳の神経伝達を助けるミネラルをしっかり補給することも忘れずにやりましょう。

 

 

 

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