幸せホルモン

カテゴリー/ 児童発達支援,食べ物について |投稿者/ FP鍼灸師 俣野
2023年11月07日

喜びや楽しみ、やる気といった幸福感を与えてくれる物質が俗にいう幸せホルモンと呼ばれるようです。

代表的な物質は3種類あります。

セロトニン 

心身の健康状態がいい時に感じる幸福。セロトニンが消化管粘膜に90%存在。脳内では神経伝達物質として自律神経調節に関与。セロトニンを安定供給するには芋、大豆食品や乳製品など腸内環境が大切になります。腸で生成されたセロトニンは血液脳関門を通らないなめ脳に直接作用する可能性はありません。セロトニンの代謝に重要なのは太陽の光です。太陽の光が網膜を刺激してセロトニンの生成を活性化してくれます。1日15分から30分は外に出て日光を浴びましょう。最近、牡蠣肉エキス(ミネラル)と酵素と妻の手料理で腸内環境にお金と時間をかけています。基礎になるところなので惜しみなくやります。美味しいので幸せです。

オキシトシン 

繋がりや愛を感じる時の幸福。抗ストレスホルモンで不安や恐怖感を和らげる、社交性を高める、摂食抑制作用がある。オキシトシンはもともと出産、育児の際に分泌されるものとして知られていました。見つめ合う、手をつなぐ、抱き合うといったスキンシップ、家族との団らん、心を許せる友人との食事や会話などで増加する。また、人にやさしくするなど思いやりのホルモンともいわれる。相手を思いやって何かを与えたり助けたりすると増加します。スキンシップのひとつであるマッサージも施術側のほうが相手を癒したいというおもいやりの心でやると増加するみたいです。私は患者様のおかげでバンバンでてます。幸せです。

ドーパミン 

学習能力や仕事能率のアップが期待できる。他にも達成感、快感、喜び、感動などをもたらします。ドーパミン不足になるとやる気がおきない、記憶力や作業能率の低下、無関心、無感動などをひきおこし、幸福感の低下につながる。また、買い物、セックス、ゲーム、酒、たばこ、インターネット、薬物など中毒性や依存性がある幸福感でもあります。たまには中毒の幸せも必要です。わかっちゃいるけどやめられない。

依存症とはWHOの定義によると「精神に作用する物質を使用したり、ある種の快感や高揚感を伴う特定の行動を行った後に、その刺激を渇望し、追い求めるようになること」と定義しています。脳の中ではA10神経系に異常が起こっておりドーパミンという脳から分泌される神経伝達物質が過剰に分泌された状態が当たり前になっている状態です。過剰な分泌が脳に慣れてしまっているので、ドーパミンが少しでも減ると大慌てになって新たな刺激を求めてしまうわけです。依存症を防ぐには刺激と接触しない事です。断腸の思いで断ち切るしかない。依存しない程度に上手につきあいましょう。

この3つのホルモンで一番の基礎土台はセロトニンです。まずは心と身体の健康がないと幸せは感じにくいです。健康を失って病気になればわかりますがその時はもう遅いかもしれません。健康の基礎土台にはお金と時間はたくさんかかっても惜しくはないし、無駄ではないです。セロトニンが増えるような生活スタイルと腸内環境に気を付けながら、オキシトシンが増えるような思いやりやスキンシップ、そしてスパイス的にたまにドーパミンが一番バランスがいいのではないかと思います。

パーキンソン病はドーパミンが少ない状態、統合失調症はドーパミンが多い状態、うつ病やめまいはノルアドレナリンが少ない状態、不安・恐怖・焦燥感などは多い状態になっているそうです。セロトニンが抑制系の神経伝達物質、ドーパミンやノルアドレナリンは興奮型の神経伝達物質です。このバランスがとれていれば心身は健全に保たれます。アクセルとブレーキを上手に踏むこと。子供はまだ運転できないので土台の腸内環境をまず整える事。大人は運転できるけど下手くそなので専門家に相談してメンテナンスしてもらう事。早く良くなって遊びにいって楽しみましょう。

 

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