健康回復は腸にある
2023年11月22日
樹木の根と小腸
健やかに伸びる枝も青々とした葉っぱも可憐な花も豊かな実もすべて樹木の根が水や栄養を吸収しているおかげです。根は単に樹木じたいを支えるだけではなく、土壌から窒素、リン、カリなどの栄養を吸収し、樹液を通じて全身に運び成長していきます。樹木の根っこに相当するのが私たちの小腸であり、私たちが生きていく栄養素の大部分は小腸の繊毛から吸収されます。そのため腸の動きを鈍らせる食生活が続くと、人間の土壌である腸が汚れ、汚い血液、汚いリンパ液を通じ他の器官もまで汚れてしまいます。次第に細胞の質が悪くなり、人間も枯れてしまいます(=病気になります)ほとんどの病気は血液の汚れから出発するといっても過言ではありません。
また各臓器に栄養を与えてくれるのは何か?それは毛細血管の微小循環です。栄養を届けてくれる道がしっかりしているほうが栄養も全身に届きます。年齢を重ねてくると血管もボロボロになってきます。水道管みたいに交換できればいいですが人間にはそれはできません。せっかく楽しむために生まれてきたのに寿命まで元気に過ごすためには血管のメンテナンスも大事になります。
漢方や鍼灸には血管をよくする知恵があります。西洋医学にはできないことです。
当店で扱っている商品には腸・有効菌の餌になるはオリゴ糖が豊富に含まれたものがあります。
オリゴ糖は大腸まで届き腸の善玉菌のみの栄養素になる。腸内環境を整えます。
①ガラクトオリゴ糖 整腸作用 免疫賦活作用
②クラフトオリゴ糖 カルシウム吸収促進
③スタキオース 整腸作用
④メリビオース アトピー性皮膚炎の改善
⑤ニゲロース 免疫賦活作用 味質改善 抗う蝕作用
⑥パノース ビフィズス菌を増やし腸改善 抗う蝕作用
⑦マルトース 緩やか吸収で血糖値を制御
⑧ラフィノース 免疫賦活作用 肝機能 アトピー性皮膚炎改善
⑨ラミナリビオース 免疫賦活活性
⑩ゲンチオビオース ビフィズス菌の増殖活性 カルシウム吸収促進効果
腸内環境を整えて身体の土壌作りをすると鍼灸治療の効果もあがります。漢方薬の効き目もよくなります。
先ずは土を良くしよう、そして肥料をやり、病気にならないようにする。もし病気になったら早めに対応していけば病院に行かなくてもよくなるよ。
子どもの食事のキホン10!
著書(医師が教える子どもの食事50の基本)より
私たちは両親から受け継いだ遺伝情報+「空気」「水」「環境」「食べ物」から成り立っています。
呼吸するための「空気」を自分で変えることは難しいです。「水」の質を変えることも簡単ではないと思います。
「環境」は変えられないこともないですが、今すぐというわけには難しいかもしれません。
しかし、「食べ物」は自分で選ぶことができます。
調理法でいえば、揚げる・焼く・煮る・蒸す。甘いものが食べたいとき、砂糖たっぷり使ったお菓子を選ぶのか、果物を選ぶのか。など、選択肢はたくさんあり、どれを選ぶかは自由です。
子どもは食の情報を十分に持っていないので、保護者に主導権があります。
ですが、巷にはたくさんの情報があふれています。ネットで検索すれば、膨大な記事が出てきます。
昔の情報が今もなお信じられていることもあるようです。
何をどう食べるかで、
子どもの からだ・心・脳・性格 は、決まります。
今日からできるだけ無理せず、できる範囲でベターな選択ができるといいですね。
私も親として、子どもの生きる力の手助けができればと思い、できることから始めようと思います。
子どもの食事の基本10をまとめてみました。
①毎朝、卵を1個食べる(卵アレルギーのある方は良質なたんぱく質を取り入れてください)
卵は良質なたんぱく質を含んでいる。人間に必要なたんぱく質は20種類のアミノ酸から構成されている。卵はその
20種類のアミノ酸をバランスよく含んでいる。
②鮭・いわしでビタミンD活
ビタミンDで免疫力と脳機能がアップ。
③肉と野菜で鉄を摂る
組み合わせることで、吸収率の低い鉄を効果的に摂取できる
④すりごまを毎日とろう
免疫を強化できる。日本人に不足しているカルシウム、亜鉛、鉄が豊富。
セサミンは抗酸化力が高い。
⑤炊飯する時は雑穀を混ぜる
白米や玄米より食物繊維が豊富。
⑥マーガリンは、オリーブオイルに
体によくないオイルから、体に良いオイルに置き換えましょう。
ラード、バターは不飽和脂肪酸。オリーブオイルは体に良い不飽和脂肪酸。マーガリンは血管、臓器を傷つける。
⑦バナナ・キウイを朝食に
一日のエネルギー源としてしっかり活用できる。カサのあるバナナ、酸っぱめのキウイで腸活する。
⑧白砂糖は、てんさい糖・きび砂糖に換える
少しでもミネラルが摂れる糖にする
⑨しらす干し、ちりめんじゃこを可能なら毎日とる
カルシウムとビタミンDを同時に摂れる
⑩かつお節をトッピングに
良質なたんぱく質、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれるので、手軽に栄養素をプラスできる。
食事は毎日×3食のことです。頑張り過ぎては、続きません。継続できることが大切と思います。
無理せず、できることから始めてみませんか?
サプリメントでミネラルやビタミンの摂取もOK。体にいい酵素を摂るのもOK。できることから始めてみましょう!
立冬の頃の養生
『立冬』とは初めて冬の気配が感じられる日のことで、今年は11月8日でした。
その前の日曜日までとても天気が良く、汗ばむ陽気でしたね。目まぐるしく変わる気候に身体がついていけるか・・・。
寒くなり始めるこの時期に心掛けたいことは、睡眠をしっかりとること。
そして、起きたら、太陽の光を浴びましょう。太陽光を浴びることで体内でビタミンDが作られ、骨の生成やうつ病などに効果があります。
また、漢方では、気温が下がるにつれ、腎が弱ってくると言われます。
予防には、体を温めること。特に下半身や背中、三つの首(首・手首・足首)を冷やさないことが大切です。
一日の終わりに湯船につかって温まり、いつもより少しでもいいので早くお布団に入って体を休めましょう。
次に、立冬の頃に良い食材は、体を温める根菜類や風邪予防のための果物などです。(果物の食べすぎは身体を冷やすので注意)
また、魚や鶏肉などの良質なたんぱく質や、肌の潤いを保つゴマやクルミなどのナッツ類もいいですよ。
腎の働きを良くする「黒い食材」きくらげ、黒ゴマ、海藻類、うなぎ、なまこなども腎を養ってくれます。
冬の運動は無理なく、緩やかな運動、例えばヨガや太極拳、ストレッチなどがおすすめです。
腎の機能が弱ってしまっては、来年の春の体調の乱れにつながってしまうので、冬にしっかりエネルギーを貯蔵して、春からの季節を調子よく過ごせるように、心おだやかに過ごしましょう!
幸せホルモン
喜びや楽しみ、やる気といった幸福感を与えてくれる物質が俗にいう幸せホルモンと呼ばれるようです。
代表的な物質は3種類あります。
セロトニン
心身の健康状態がいい時に感じる幸福。セロトニンが消化管粘膜に90%存在。脳内では神経伝達物質として自律神経調節に関与。セロトニンを安定供給するには芋、大豆食品や乳製品など腸内環境が大切になります。腸で生成されたセロトニンは血液脳関門を通らないなめ脳に直接作用する可能性はありません。セロトニンの代謝に重要なのは太陽の光です。太陽の光が網膜を刺激してセロトニンの生成を活性化してくれます。1日15分から30分は外に出て日光を浴びましょう。最近、牡蠣肉エキス(ミネラル)と酵素と妻の手料理で腸内環境にお金と時間をかけています。基礎になるところなので惜しみなくやります。美味しいので幸せです。
オキシトシン
繋がりや愛を感じる時の幸福。抗ストレスホルモンで不安や恐怖感を和らげる、社交性を高める、摂食抑制作用がある。オキシトシンはもともと出産、育児の際に分泌されるものとして知られていました。見つめ合う、手をつなぐ、抱き合うといったスキンシップ、家族との団らん、心を許せる友人との食事や会話などで増加する。また、人にやさしくするなど思いやりのホルモンともいわれる。相手を思いやって何かを与えたり助けたりすると増加します。スキンシップのひとつであるマッサージも施術側のほうが相手を癒したいというおもいやりの心でやると増加するみたいです。私は患者様のおかげでバンバンでてます。幸せです。
ドーパミン
学習能力や仕事能率のアップが期待できる。他にも達成感、快感、喜び、感動などをもたらします。ドーパミン不足になるとやる気がおきない、記憶力や作業能率の低下、無関心、無感動などをひきおこし、幸福感の低下につながる。また、買い物、セックス、ゲーム、酒、たばこ、インターネット、薬物など中毒性や依存性がある幸福感でもあります。たまには中毒の幸せも必要です。わかっちゃいるけどやめられない。
依存症とはWHOの定義によると「精神に作用する物質を使用したり、ある種の快感や高揚感を伴う特定の行動を行った後に、その刺激を渇望し、追い求めるようになること」と定義しています。脳の中ではA10神経系に異常が起こっておりドーパミンという脳から分泌される神経伝達物質が過剰に分泌された状態が当たり前になっている状態です。過剰な分泌が脳に慣れてしまっているので、ドーパミンが少しでも減ると大慌てになって新たな刺激を求めてしまうわけです。依存症を防ぐには刺激と接触しない事です。断腸の思いで断ち切るしかない。依存しない程度に上手につきあいましょう。
この3つのホルモンで一番の基礎土台はセロトニンです。まずは心と身体の健康がないと幸せは感じにくいです。健康を失って病気になればわかりますがその時はもう遅いかもしれません。健康の基礎土台にはお金と時間はたくさんかかっても惜しくはないし、無駄ではないです。セロトニンが増えるような生活スタイルと腸内環境に気を付けながら、オキシトシンが増えるような思いやりやスキンシップ、そしてスパイス的にたまにドーパミンが一番バランスがいいのではないかと思います。
パーキンソン病はドーパミンが少ない状態、統合失調症はドーパミンが多い状態、うつ病やめまいはノルアドレナリンが少ない状態、不安・恐怖・焦燥感などは多い状態になっているそうです。セロトニンが抑制系の神経伝達物質、ドーパミンやノルアドレナリンは興奮型の神経伝達物質です。このバランスがとれていれば心身は健全に保たれます。アクセルとブレーキを上手に踏むこと。子供はまだ運転できないので土台の腸内環境をまず整える事。大人は運転できるけど下手くそなので専門家に相談してメンテナンスしてもらう事。早く良くなって遊びにいって楽しみましょう。
これからが旬 大根!
2023年11月01日
産直へ買い物へ行ったら、大きい大根がずらっと並んでいました。これからの季節、焼きサンマに大根おろし!だしの染み込んだおでんの大根!箸休めにさっぱり大根の甘酢漬け!などなど出番が多くなりますよね!さてさて、一本買ってみました!
大根って栄養あるの?って思いますよね?『大根どきの医者いらず』ということわざがある通り、大根は昔から体に良いものとされているようです。
生で食べることにより、消化酵素で食べ物の消化を促進し、胸やけや胃もたれを防ぎます!二日酔いの緩和にもおすすめですよ!
老化や免疫機能の低下を抑え、美肌を保つために必要なコラーゲンの合成に必要なビタミンCも含みます。
大根の辛味成分は血栓の予防効果や抗菌作用もあります。
捨ててしまいがちな大根の葉にも、たくさんのビタミンA、C、カリウム、カルシウムも豊富に含まれています!
何作ろうかな?と悩んでいると、庭になっていた柿があるではありませんか!
『大根と柿のごま酢和え』を作ってみました!お酢は初夏にとれた梅を漬け込んだ梅酢と砂糖の代わりに酵素を入れて、ごまを混ぜ出来上がり!
脂っこい食事でも、さっぱり!胃もたれしませんように…。
いかしたイカ
2023年10月30日
釣りに行ってきました!
朝から張り切って行ったつもりでしたが、結果は惨敗( ;∀;)
あの時間、自分の周りに魚がいなかったんだ。と言い聞かせました(-_-;)
ですが、帰り際知り合いの兄さんに、釣れなかったことを言ったら、なんと!イカを一匹分けて頂きました。
こんな立派なイカを釣る人もいるんだ・・・と感心しつつ、次こそは!と闘志を燃やしています。
イカは低カロリー低脂質な食材で、良質なたんぱく質やコレステロール・タウリンなどが豊富に含まれています。
コレステロールは、細胞膜の主要な構成成分で、私たちの生命維持に重要な物質です。が、摂り過ぎると動脈硬化などに繋が
る恐れがあるので、摂り過ぎには注意しましょう。
タウリンには、血中コレステロールや中性脂肪を下げる効果だけでなく疲労回復効果も期待されるそうです。
しかし!!
イカにはプリン体が多く、食べ過ぎると痛風に繋がる可能性があるので注意が必要です。
何事も「腹八分」がいいということですね。
「いかげそとわかめのみそぬた和え」で一杯頂きました。
自家製みそぬたには、砂糖の代わりにクオリ酵華を入れて、みそとお酒とクオリ酵華、すりごまを
混ぜて作ったそうですよ(^^♪
イカの刺身もおいしかったです!
栗は栄養価の高い食品!
2023年10月19日
栗を使用した季節限定のスイーツが出回っていますね!ついつい手が伸びてしまう今日このごろです!
栗はたくさんの栄養素を含んだ食材です。
●ビタミンA…発育の促進や目や皮膚の粘膜を健康に保つ効果
●ビタミンB1…脳神経系の正常な働きを助ける
●ビタミンC…免疫力UPや、老化防止、お肌の潤いを保つ強い抗酸化作用。栗のビタミンCは熱にも強い。
●カリウム…体内の過剰に摂取されたナトリウムを、体外へ排出を促してくれます。むくみに効果的。
●食物繊維…腸の働きを促してくれるので便秘の解消
●葉酸…健やかな胎児の成長には必要不可欠な栄養素。妊よう率(妊娠しやすさ)
食物繊維も豊富で腹持ちが良く、ビタミンCなどの栄養が豊富な食材なので、ダイエット中の間食に良いとされる栗。ですが、食べ過ぎは禁物!1日10粒程度を目安にするとよいですよ!
食物繊維の多い食材を一気に摂ると、胃もたれや胃痛を引き起こしやすくなります。また、水溶性食物繊維とのバランスが悪くなると、便秘や下痢になることもあるので、毎日ちょっとずつ食べるのがおすすめですよ!コンビニの食べ物より旬のものを食べましょう。
柿が美味しい季節になりました。
庭の柿が食べごろです。見た目は悪いですが無農薬ですのでワイルドに皮ごと丸かじりしてます。皮が腸内細菌の餌になってくれるかな~。ヨウ素(甲状腺ホルモンの主原料)が多いので新陳代謝を促します。ビタミンCがミカンより豊富でカリウム、βカロテンもたっぷり。タンニンがアルコールの分解を促進してくれるので二日酔いの予防に。中国では柿が赤くなってくると医者は顔が青になると言われます。医者にお世話にならなくてもよくなるからでしょうね。そのくらい栄養価が高いということですね。旬だから食べよー。
薬性:甘・渋、涼
帰経:心・肺・大腸経
効能:熱症状による喉の渇き、口内炎、食中毒、動脈硬化、風邪、疲れをとってくれる。粘っこい痰を伴う咳、尿血、吐血、便秘、高血圧、美肌。
注意:胃腸が冷えている人は注意。蟹と一緒に食べたら下痢しやすいよ。糖尿病の人は食べ過ぎ注意。貧血の人も注意。